僕と君との間には、

何もない。
見つめ合う、僕と君との間には。

何もない。
僕らが掛け合う、声と声との間には。

何もない。
消えては浮かぶ、思考と思考の間には。

何もない?
その隙間には何もない、はずなのに。

空間、沈黙、静寂とか。

私たちの周りには、
いろんな名前の何もない、が溢れている。

きっと、昔の人たちは知っていたんだと思う。

ない、があるから、
ある、があるってこと。

私たちは、
無限に広がる形ないものに支えられ、
ほんのわずかな形ある生を享受している。





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by m-kumatta | 2018-01-13 22:37 | 思索 | Comments(0)