2021年 03月 01日
再掲載:澱んだところさえも美しい。それが人生というものなのかもしれない。
「天陽(※人名)の人生には長いも短いもない……そこにあるだけだ。
天陽の人生はただそこにある……それはなんと美しいことか」
― NHK連続テレビ小説『なつぞら』の劇中セリフより ―
そうなんだ。
何かをしたとか、しなかったとか。
何を得たとか、得なかったとか。
ただそこにある人生を前にして、
それはなんと白々しいことだろう。
私たちは忘れてはいないか?
我々人間もまた、
何も持たずに生まれてきて、
何も持たずに死んでいく、
この世界の一員なのだということを。
この世界のあらゆるものがそうであるように。
ただあるように、そこにあるだけで。
もうじゅうぶんに美しいのが、
あなたと、あなたの人生、なんだ。
※タイトルならびに本文内容は、
『NHK連続テレビ小説:なつぞら』を参考にさせていただきました。
※タイトルならびに本文内容は、2019年9月8日に掲載したものです。
by m-kumatta
| 2021-03-01 08:18
| 過去もの
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